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晴天時供給量指定モード

  • 執筆者の写真: 雪 上村
    雪 上村
  • 1月8日
  • 読了時間: 4分

更新日:2月6日

ゼロアグリ・ゼロアグリPlusで利用できる機能です(2025/1機能追加)。

オート供給時に利用できる機能です。


通常、オート供給時は「土壌水分と日射」を用いて制御していますが(土壌水分モード)、オート供給の途中で「晴天時供給量指定モード」に変更すると土壌水分は制御に反映せず、ユーザー様で「晴天時供給量」を自分で設定することができ、その供給量を元に日射のみで制御します。

※晴天時供給量:1日を通して晴天が続いた日に供給する推定の供給量のこと。通常のオート供給の時はゼロアグリが晴天時供給量を計算して出しています。晴天時供給量はあくまでも「1日を通して晴天が続いた場合に供給する推定の供給量」です。必ずその量が供給されるわけではありませんのでご注意ください。



Q1.どういう動き方をするの?

通常機能【土壌水分モード】

目標水分値と測定した土壌水分値がどうなっているか・日射量がどれくらいになるか等を集計し、ゼロアグリが算出した晴天時供給量に対して当日に必要な供給量をゼロアグリが計算して制御しています。


New!【晴天時供給量指定モード】

晴天時供給量をユーザー様自身が設定して、その量に対してゼロアグリが当日の日射量を反映させながら供給量を計算して制御します。


例:晴天時供給量指定モードの時の動き方(※供給量はあくまでイメージです)

・晴天時供給量を1.0L/株/日に設定

 →曇天で日射量が晴天時の時の半分だった場合→供給量は約半分の0.5Lに

 →雨天で日射量が晴天時の時の約1/6だった場合→供給量は約1/6の0.16Lに

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Q2.どういうときに使えるモードなの?

例)梅雨時期の一時的な晴れ間が出ている時など:ユーザー様のほうであらかじめ晴天時供給量を多めにしておくことで、急な晴れ間が来ても供給量を比較的確保しやすい


例)ユーザー様のほうで、「普段は土壌センサー制御でオートにしているけどこの時期はこのくらいの潅水量をなるべく確保したい」というような基準を持っている場合


例)栽培コンサルが潅水量を指定している場合


Q3.晴天時供給量指定モードから元の土壌水分モードに変えたら供給量はどうなるの?

土壌水分モードに戻したら、晴天時供給量指定モードで設定していた晴天時供給量はそのまま引き継がれます。その引き継がれた晴天時供給量に対して【土壌水分モード】の制御が行われていきます。


使用方法(この設定をした場合、設定当日の次の供給から反映されます)

①「水分設定」メニューを開くと出てくる「制御モード」が、今回新しく追加された機能の設定画面です。鉛筆マークをタップ(クリック)します。

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②各系統で別々のモードが選択できるので任意のモードに変更してください。変更したら、最後に保存をタップ(クリック)します。

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③次に晴天時供給量をご自身で入力します。「編集」ボタンをタップ(クリック)。

すでに入っている数値は土壌水分モードでゼロアグリが考えていた晴天時供給量なので、任意の数値に変更してください。

尚、変更した数値は自動的に変動はしません。ユーザー様が再度変更しない限り数値は固定されたままです。栽培期間の中で季節の変わり目や大きく供給量を下げないといけない時期になった場合は忘れずに数値の修正を行ってください。

例)土壌水分モードの時は0.97L/株だったけど明日からは土壌水分の状態はいったん置いておいて多めに供給してほしいから1.5L/株にしよう。

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補足

通常機能である土壌水分モードの時の「晴天時供給量」は、目標水分値とセンサー値との離れ具合・日射量で日々計算されて変わっていきます。

土壌水分モードの時に「晴天時供給量」を増やしたい場合は以下2つのどちらかの設定変更をなさってください。

①目標水分値をセンサー値よりも増やす

②急速調整機能を使って一時的に増やす

※晴天時供給量はあくまでも「1日を通して晴天が続いた場合に供給する推定の供給量」です。必ずその量が供給されるわけではありませんのでご注意ください。




 
 
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