EC制御機能
- kita589
- 2022年11月1日
- 読了時間: 3分
更新日:2024年6月6日
EC制御機能は土壌センサーのゼロアグリECの計測値を使用して、自動的に液肥濃度を制御する機能です。
ゼロアグリECの目標値を設定することで、ゼロアグリECの計測値が目標値に近づくように、自動的に液肥濃度を濃くしたり、薄くしたりします。
ユーザーはゼロアグリECの目標値を設定するだけで、肥培管理が可能となるため、保ちたいゼロアグリECの値が定まっている方は、今までの液肥濃度(ppm)での制御よりも手間をかけずに管理することができます。
注意事項
作物の生育保証は一切できかねます。
本機能はゼロアグリが生育に合わせて自動的に施肥量を制御するものではありません。あくまでゼロアグリECを目標値に近づけるための機能となります。
ゼロアグリECの測定値は、培地の種類やそのほかの環境が大きく影響します。 圃場によっては、施肥量の変更がゼロアグリECの測定値に表れるまでに数日 かかる場合があります。 これまでの測定値の傾向をよく確認しながら、慎重に変更を行ってください。
液肥の種類や液肥タンク(原液)の濃度が変わった場合、EC制御に影響が出る場合がありますので、変更した場合には必ずルートレック・ネットワークスまでご連絡ください。
液肥混入器などのメンテナンス不足により、液肥が十分に供給できない状態となっている場合には正常な制御ができない場合があります。潅水設備の定期的なメンテナンスをお願いします。
EC制御の設定値に関して
ゼロアグリはセンサーで測定した結果の推移から、どのくらいの施肥で目標値に到達できるか、という事を考えて液肥濃度を制御していきます。
計算は1日1回行い、過去3日間のデータを見て制御します。
この時に算出する値の1つが管理画面に表示されている「倍率」になります。
倍率が高いほど供給する液肥の濃度は高くなります。
現在のEC値が目標値と同じであれば倍率は1となります。

設定方法
1.「履歴と調整」>「施肥設定」を開き、液肥の制御モードが「ゼロアグリEC」となっていることを確認します。
「ゼロアグリEC」となっていない場合は下記2の手順で「ゼロアグリEC」に変更します。

2.「履歴と調整」>「施肥設定」を開き、液肥の制御モードを「ゼロアグリEC」に変更します。
「制御モード」の編集ボタンをタップ(クリック)しますと下記の設定変更画面が開きますので、「ゼロアグリEC」を選択して、「保存」ボタンをタップ(クリック)します。

3.「施肥設定」の現在の目標値の編集をタップ(クリック)し、目標値の設定画面を開きます。初回は「未設定」となっている場合があります。

4.「目標ゼロアグリEC値設定」画面が開くので、目標値を設定し、「保存」ボタンをタップ(クリック)します。

