ステップ6 オート供給初期設定
- kita589
- 2021年1月1日
- 読了時間: 3分
更新日:3月6日
1.初期供給量
栽培開始時点で、1株あたりに1日で供給したい供給量を設定します。
この値を基点にして、日射量や目標水分量に合わせてゼロアグリが供給量を調整
していきます。
2.目標水分の設定
目標水分の画面左の「+」「ー」ボタン、またはスライダーで調整します。
「目標水分の決定方法」
準備潅水後の無潅水期間にて土壌水分が徐々に下がっていきます。勾配が緩やかにな
ったポイントを目標水分とします。但し、直近のマニュアル供給と差異がある場
合にはマニュアル供給時の土壌水分の推移を鑑みることを推奨します。

3.供給時間設定
左下の「編集」から設定画面に遷移します。
「水色」が水のみ供給の時間帯、「緑色」が液肥を混入して供給する時間帯、「白色」
が供給をしない時間帯を示します。画面上部で「養液」ボタンを選択してから数字(時
間帯)をタップすると緑色に、「水」ボタンを選択してから数字をタップすると青色に
供給時間を設定できます。 最後に下部の「OK」ボタンを押して設定を保存してください。
4.あさいち供給
通常ゼロアグリでは、設定している供給時間帯の中でその日に必要な量を
ゼロアグリが考えて供給します。
そのため、供給の必要がないと判断した場合、供給時間として設定していても
供給をしないことがあります。
しかし、あさいち供給という機能をONにしていると、その日の1番初めの供給時間
は必ず供給されます。
5.液肥濃度の設定
左端の「編集」から設定画面に遷移します。
目標濃度の画面下の「+」「ー」ボタン、またはスライダーで調整します。
「目標濃度の考え方」
液肥濃度は「窒素成分の濃度」で考えます。100ppmの場合、1000Lの水が流れると
100gの窒素分を施肥する濃度となります。一日の液肥供給時間帯において100ppm
前後となるようにゼロアグリが自動計算をして液肥を供給します。設定は液肥濃度の
ため、供給量によって実際の施肥量が変わってきます。実際の施肥量を供給履歴など
から確認し、液肥濃度の調整に役立てましょう。
最後に左下の「保存」をタップ(クリック)すると設定が完了し、オート供給が開始されます。

注意
※設定した供給時間は、”潅水をしてもよい時間”という意味で必ず潅水が行われるとは限りません。
※ゼロアグリは1日のおおよその潅水量を夜中に計算し、供給時間帯内で日射比例を考慮して潅水を行うため、供給時間帯を増やす、または減らす設定を行うだけではトータルの潅水量に影響しない場合があります。1日のトータルの潅水量を変更したい場合は急速調整機能等をお試しください。
